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道路に挟まれたガレージ# 北野の家8

 現在お住まいの敷地に隣接する土地を取得し、愛車のガレージを増築されたい...お施主さんからの設計依頼です。 

 住まいが計画道路の収用地内にあることから近隣に引っ越され、その土地に隣接する土地を含め、住宅に付属するガレージを増築します。

 計画地は旧道に鋭角に交差する新道に挟まれた土地であり、車庫棟は新築された母屋に対面する形で配置しています。新道の開通により東西2方向への出入りが確保され、南北に住居とガレージを配置する土地利用となっています。

 次の3点は、特に注意した点です。

●車の趣味以外にも利用できる収納スペース

車をこよなく愛しているお施主さんは雑貨類の収納にも考慮し、多用途に利用できるスペースとする。

●機能性の向上

建物の北・東面に下屋を設け、外部利用も可能となり、大き目に開口をとりスムーズに出入りできるようオーバーハング式のシャッターを設置している。

特に、夏場の室内には熱気の空気が滞留しないよう部屋の大きさを考慮した換気設備とする。

●新建材の利用により室内空間を木質化

 無機質になりがちな内部の仕上げは間伐材を再利用した木質ボードをはり、落ち着きのあるスペースとする。車庫の用途には内装制限があり、今回は不燃処理された新建材を使用する。

北野の家8